看護師6年目の私が本気で仕事をやめたくなった時期は、現場とのギャップに心折れた1年目、アパレル業界に転職を考えた2年目の冬、看護にやりがいを感じられなかった&苦手な先輩のダブルパンチにやられた4年目の夏の計3回です。
あ、厳密にいうと、育児休暇中の今も看護師をこのまま続けるかどうか、悩んでいるので4回になりますね。(笑)
こんにちは、私は看護師6年目のなかじんです。
病院で働くかっこいい看護師の姿に憧れてなったものの、これまでにやめたくてしょうがない時期がありました。
日勤でも夜勤でも仕事の前に、「あと何時間で職場に行かなきゃいけない…」とカウントダウンする日々。
出勤が憂鬱で、その度にサンボマスターさんの「輝き出して走っていく」という曲を聴き、なんとか気持ちを保ってました(笑)
4年目には気持ちがピークとなり、その年度末で新卒で入った大学病院を辞め、5年目の4月に総合病院へ転職。
なぜ憧れていた看護師をやめたくなったのか、時期や理由や実際に使った転職サイトの感想もお話しいたします。
同じように仕事が辛くて辞めたいと思っている人や、どうしようかと悩んでいる人の参考になれば嬉しいです。
看護師の私が仕事を辞めたい時期とリアルな本音
私は幼い頃から憧れていた看護師に頑張ってなったのに、そんな仕事でも辞めたいと思ったことがあります。
なぜ、辞めたいと思ったのか、時期や理由についてリアルな気持ちを書かせていただきますね。
希望の部署じゃない!?入職そうそうプラン変更
そもそも最初に希望した部署に配属ではなかったことで、すでにモチベーションが下がっていました(笑)
地元を離れ、県外の大学病院に勤務することになった私。
通っていた学校からは、私ひとりだけで、周りに知り合いもいなく不安もありました。
でも、当時は国試にも無事合格し、憧れの看護師になれることが嬉しく、これから頑張ってやる!!というアツい気持ちが大きかったですね。
助産師の資格をとって、一生思い出に残るる素敵なお産のお手伝いをしたい
母性の実習で、生まれたばかりの赤ちゃんをみた時、小さいながらも呼吸して心臓を動かして…この世界に生まれて必死に生きようとする姿、生命の誕生の奇跡を感じました。
人が生まれる奇跡の瞬間に立ち会い、心に残るお産の手伝いができたらと。
ただ私の学校では、助産師の資格を取ることができなかったため、助産師を目指すには…卒業後に助産学校に1年通うことに…。
また、学校に通うために当然学費も必要なわけです。
奨学金もかりていた私は、一度就職し学費を貯めることに。
看護師として母性病棟で働きつつ、勉強ができれば一石二丁やんと。
もちろん病棟の希望は、産婦人科とNICUをだしました。
希望部署は3つ書く欄があったのですが、正直3つめはどこの病棟でもいいやと思っており、呼吸器とか循環器系は経験しておいた方がいいって聞いたし、そこにしようと決定。
お気づきですよね。そうです。
第3希望に書いていた、呼吸器内科に外科、心臓血管外科のある混合病棟に配属になったのです‼︎
思い描いていたプランと違うやーん‼︎
入職してそうそう、私の溢れるほどのやる気は、シュルシュルっと小さくなりましたよ。
まあ、でも呼吸器も循環器系も大事やからな。
母性病棟にいくにも必要だし、心電図とか読めたらかっこよくない?と単純な私は2年ぐらいは頑張ることに決めました。
そこからでも遅くないしね!
新人看護師の大きな壁にぶち当たる
1年目の秋頃が最初に辞めたいなと思った時期でした。理由は新人看護師が誰しも通る「理想と現実」とのギャップ。
4月の半ばには新人の合同研修も終わり、自分の部署で勤務でしたが、そこからが地獄の始まりでした…。
看護師といったら、患者さんの清拭やトイレ介助などのケア、採血や点滴交換などをしているイメージがありますよね。
そういった業務も、もちろんあります。
しかし、行ったケアや看護問題のアセスメント、転院サマリの記載など記録の時間がめっちゃく
ちゃ多く、パソコンを使う時間が長いんです!!
とにかく私はパソコン業務がとっても苦手…。
1年目の頃の私は、タイピングも遅いし、記録の書き方もわからず、とても時間がかかっていました。
記録遅い→ケア遅れる→先輩に注意されるをほぼ毎日繰り返し。
患者さんとたくさんコミュニケーションをとり、一人ひとりに患者さんに沿ったケアを提供するんだ!と意気込んでいた私は、患者さんとコミュニケーションをとる時間を作れず…。
急性期病院で外科と内科が混在した病棟。
毎日ただただ業務に追われ、それを淡々とこなしているだけで、理想としていた看護は全くできずでした。
え!?看護師ってこんな感じなの?思い描いてた看護師じゃないんだけど…。
毎日疲弊して帰ってきては、勉強して、怒られて…はぁ、思ってたのと違うし、むいてないのかも辞めようかな。
と、考えるようになりました。
今思い返せば、新人で入ったばかりの看護師が、何でもできるわけないんですが。(笑)
当時の私は、理想とかけ離れすぎていたことにショックを受けてしまってたんです。
新人看護師さんも同じような壁にぶち当たり、辞めたいなと思うことがあるかもしれません。
でも、最初から完璧にこなすことを目指さないこと。これが大事です。
そうすれば心が楽になりますし、だんだんできることが増えてくれば、自分のしたい看護が提供できるようになります。
コミュニケーションもとる時間がない!と思っていましたが、慣れてくれば忙しいケアの合間に聞きたい情報もとれるように。
焦らないで大丈夫ですよ。
アパレルに憧れた2年目
2年目の冬頃には、看護師ではなく元々興味のあったアパレルに転職しようかと本気で悩み、やめようかと思ってた時期です。
学生の頃は古着にハマりで、今はもう廃盤になりましたがZipperという雑誌が大好きでした!(知ってる人いる??笑)
三戸なつめちゃんやきゃりーぱみゅぱみゅさんがでてた雑誌です。
ファッションやお洋服が大好きだったので、給料日は、買い物に出かけて、たくさんの洋服やアクセ、靴などを買って散財するために働いていましたね。
看護師は大体3年で1人前と言いますが、私もここの病棟でやりきってしまったように感じたんです。
先輩からも手が離れ、内科だけではなく、外科や急性期の患者もある程度診ることができ、ひとりで任されることも増えていました。
なので、もう1年やりきったら、前から興味のあったことをしようと思ったんです!
年度末の終わりに師長さんとの面談があったので、そこで「あと1年続けますが、3年目の終わりには、看護師をやめようと思っています。」とお伝えしていました。
アパレルの道へと進み、憧れの東京に行くぞー!と意気込んでいたら…あれがきたのです。
そう、コロナウイルスの大流行。
コロナが収束する気配はなく、広がるばかり。
不景気となり、仕事がなくなるニュースもありました。
そんな中、看護師をやめてアパレル業界に転職することは、あまりにも無謀であると考え、結局看護師を続けることになりました。
ICU病棟への移動でやりがいを感じられず転職を決意
4年目の夏に、希望していなかったICU・救急病棟への異動がきっかけでやめたさはマックス。
病棟でもリーダーを任されるようになったり、受け持ちの患者さんと向き合いながら、自分なりの看護を提供でき、やりがいを持って仕事をしていた4年目。
そんな中、1番行きたくないなぁと思っていた部署への移動。
もうどん底でしたね。仕事にも慣れてきて、居心地の良くなっていた部署から、めちゃくちゃお局ナースがいるハードな部署だったんですもん。
行きたくないですと駄々こねると、代わりに同じ部署の中から違うスタッフが行くことになると言われ…泣く泣く行くことに。
ICU、救急病棟では、今までいた病棟とは比にならないくらい目まぐるしく、患者が入れ替わり立ち替わりで…
「まずは1週間頑張ろう。」、次は「1ヶ月頑張ろう。」、その次は「3ヶ月は頑張ろう」と、同じ時期に移動になった同期と励まし合いながら、やり過ごしていました。
重症化したコロナ患者も受け入れていたので、もちろん受け持ちになることも。
親しい友人とも会えず、家族や、恋人にも会えず、私のストレスはかなり限界に近かったですね。
あぁ、新しく学ぶことも多いけれど、ここでは私のやりたい看護はできないし、身体を壊す!!辞めよう!!と移動3ヶ月後に決断。
そこからは、辞めるために先に転職先を決めてしまおう!と、転職活動をはじめました。
そして初めて1ヶ月足らずで、転職成功。
転職サイトを使いましたが、私の希望に沿った職場を紹介してくれるし、何より対応が超スピーディーなので本当におすすめ。
転職する上で大事だと思うのは、思い立ったらすぐ行動。本気で辞めたいと思ってるなら、これに限ります。
転職先を自分で1から探すのは時間がかかりますし、何より大変すぎて転職やめようかと諦めてしまう人が多いんです。
今の職場を辞めたいなら、プロに任せるのが一番の近道です。
そんな私が使った神転職サイトは、レバウェル(旧看護のお仕事)です♪
まとめ
- 中堅ナースが看護師をやめたくなったのは、1年目の職場と理想のギャップがあったから。
- 最初から完璧に仕事をこなせる人はいないし、理想の看護ができるようになるのはある程度経験が必要。
- 仕事にも慣れてきた3年目の終わりに、アパレル業界への転職を考えていたが、コロナ大流行により生活していく自信がなく、看護師を継続。
- 希望の部署ではないICU、救急病棟に移動し、自分が超急性期にやりがいを感じることができず、違う病院へ転職。
看護師をしていると、大変で辛いこともたくさん経験すると思います。
辞めるのは、勇気がいることかもしれませんが、自分の人生は一度きりです。
あなたらしい人生がおくれますように。
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